会長挨拶

会長 安西 慶三
第17回 日本糖尿病情報学会 年次学術集会
会長 安西 慶三
佐賀大学医学部内科学講座
肝臓・糖尿病・内分泌内科 教授

 第17回日本糖尿病情報学会年次学術集会を2017年9月2日(土)・9月3日(日)の2日間、ホテルマリターレ創世(佐賀県佐賀市)において、「地域・多職種連携における医療情報の役割 ~糖尿病重症化予防のために~」をテーマで開催させていただくことになりました。このたび、会長を務めさせていただくことをたいへん光栄に存じます。
 糖尿病をはじめとした生活習慣病領域は患者数も多く、情報分野も検査データから治療歴・生活環境・患者背景など多岐に渡っており、今後は得られた情報を如何に活用するかの時期にきております。さらにデータの活用は医療機関だけでなく、行政・企業・保険者および患者個人が活用できることで糖尿病発症から重症化まで一連の流れの中での予防することが可能となります。2016年には健診データやレセプトデータなどを活用した「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」の策定が各県で行われ、その成果を求められています。また糖尿病の分野でも患者の運動量や食事、体重変化などのデータや電子カルテデータからの大量の診療情報を人工知能(AI)で利用できる基盤整備が開発されており、今後糖尿病の改善や予防や受診中断の推測などに幅広くAIを活用する方向性にあります。そのためには臨床現場で有用な医療情報データ利活用のシステム構築と実践が必須となります。
 本会は長年、この問題に取り組んでいる重要な学会であり、本会をプラットフォームとしてまた発信基地として参加していただいた方々に貢献できると確信しております。
 是非佐賀で、皆さんとさらに熱く、先端の糖尿病医療について語り合いましょう。多くの方の参加をお待ちしています。

謹白

2017年3月吉日